2008年03月07日

いのちの食べ方


魚を買うときは、なるべく捌いてないものを買って、自分で捌く。
いのちを感じられるからだ。
他のいきものを糧にすることは、人間の本能だと思う。

今日、いのちの食べ方という映画を観た。
巨大な鶏舎の床をぎっしりと埋め尽くした鶏。
不自然なほど姿形が揃った豚。
牝牛を前にして交尾をしようとした瞬間、人間に精子を搾取される牡牛。
それらがライン作業で坦々といのちを奪われる。
吐き気がしそうな血生臭さをあまり感じないのは何故だろう。

ただ、そこで働くひとを観ていると、食物連鎖の頂点にいるはずの人間もまた支配者に見えなかった。
社会という正体のわからないバケモノの胃を満たすため、自分の意思に関係なく機械的に食べ、働く。

生きる喜びってなんだろう。
そんなふうに考えさせられた映画でしたicon12



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